menu

地域ブランドの浸透に重要なキャラクター選択

地域の強みを具体的に示す「ゆるくない」キャラクターとは?

観光においても地域ブランドづくりは重要性を増している。神奈川県の足柄上地域1市5町(南足柄市・中井町・大井町・松田町・山北町・開成町)からなる「あしがらローカルブランディング推進協議会」は、あしがらエリアの新たな観光ブランドを発表した。ブランドコンセプトは「千年の湧水 あしがら水源」。観光地域づくりにおける地域ブランドを規定する際には、来訪者に対するベネフィットを規定する必要がある。さらに、そのベネフィットを象徴的にイメージできるモノやコトをキャラクターとして規定すると、そのブランドをより理解していただきやすくなる。

「あしがらローカルブランディング推進協議会」は地域ブランドを規定するプロセスの中で、足柄上地域1市5町の地域住民が参加するワークショップを開催し、知られざる地域資源の発掘に努めた。多々ある地域資源の中から、特に「関東地区の飲料水の水源地である地域には、水量豊かな多数の滝」「清流だからこそ育つ蛍の生息地」「新宿から約一時間ながら自然と共生して人々が生活を営んできた里山の生活」をピックアップ。ビジュアルとしてもイメージしやすい3点をキャラクターとして選択した。ブランディングを浸透させるためには、この行為が重要。地域ブランドサイトにも、3点のキャラクターが表現されることで、地域ブランドのベネフィットを閲覧者が具体的にイメージしやすくなるのだ。

「キャラクター=ゆるきゃら」ではない。

都市農村交流課 プロデューサー 石井和裕

062

金太郎が産湯をつかったと伝えられる夕日の滝。

お電話でのお問い合わせ

03-5232-6866

WEBからのお問い合わせ

お問い合わせフォームへ

関連記事

  1. 移住定住の情報発信にママイベント

    重要なターゲット層である子育てファミリーとの接点をどのように創るのか?自治体が移住定住促進を考え…

  2. 大きく出てみる。

    大きいことは良いことだ。「大きいことは良いことだ」。千葉県勝浦市では2月から3月にかけて、地域を…

  3. 桜まつりにオンリーワンの独自価値を

    和船の本格的な運行が桜まつりを変えた深川桜まつりが全国各地で無数に開催されている。多くは観光協会…

  4. フォトジェニックな女子旅のまち

    犬山に行けば「必ずカワイイ写真を撮影できる」ブランドを確立した城下町。3年前までは「猫も歩かない…

  5. インバウンド観光の受容性を調査する。

    日本政府観光局の推計によると、2017年7月の訪日外国人旅行者は前年同月比16.8%増の268万2千…

  6. DMOの視察ならばココといわれる場所

    見るべきところは「稼ぐ力」全国各地で(Destination Management Organi…

  7. 地域産品を表現するかき氷

    全国各地で誕生する高級かき氷とは?近年、かき氷がブームだ。当初は日光の天然氷やふわふわ氷など、氷…

  8. 現代のニーズへの対応を加えて賑わい続ける市場に

    個人旅行客への対応で伝統の小売スタイルを維持京都は優れた食文化の歴史を持っている。京都市民からは…

PAGE TOP