menu

技術が日本を代表する地域ブランドを支える

宇治が日本を代表するお茶のブランドになったのは髙い技術から。

近畿農政局が「食と農」に関わる体験型観光の情報を英語サイトで発信している。特に人気なのは京都府南部の山城地域(宇治)でのお茶体験だ。茶摘みから試飲まで4時間の「ティー・ツアー」等、各種体験が用意されている。山城地域(宇治)に限らず、長崎県、鹿児島県、静岡県でも茶畑の景観は、訪日外国人観光客からの評価が高い。京都府では、将来に「宇治茶生産の景観」をユネスコ世界文化遺産に登録することを視野に、宇治茶の振興に取り組んでいる。

実は宇治茶の生産量は多くない。宇治は「日本茶のふるさと」と称されることも多く、ペットボトルのお茶も京都ブランドが多く採用されているが、宇治茶は技術ブランドなのだ。山城地域はお茶の生産技術を向上させて、日本茶を代表する上質な抹茶、煎茶、玉露を生み出してきた。

技術で地域ブランドを作り出すこともできる。宇治の他には日本一の金物の街といわれる燕三条が挙げられる。

都市農村交流課 プロデューサー 石井和裕

最近ではインバウンド観光客からの人気が高い茶畑の風景。

お電話でのお問い合わせ

03-5232-6866

WEBからのお問い合わせ

お問い合わせフォームへ

関連記事

  1. 地域アイデンティティを視認するアイコンを史跡から

    「足たび 学び舎のまち足利」を伝える漢字2文字栃木県足利市は、室町幕府を開いた足利氏発祥の地。八…

  2. 商店街の顔をつくり回遊を促進する手作り催事

    古くからの商店街がアートの街に変身した。深川資料館通り商店街は地下鉄大江戸線清澄白河駅がある清澄…

  3. いわしが伝える地域のアイデンティティ

    地域はいわしと共に生きてきた。千葉県の九十九里浜では江戸時代からいわし漁が盛んだ。地域に伝わる料…

  4. 古墳時代が町の顔

    7名の町の有志の方の発案から始まった。千葉県芝山町は、人口約7,500人。日本一短い私鉄である芝…

  5. 肥料が創るブランド

    ブランドの由来は家畜の識別のために「焼印を押す(brand)」ことにあるといわれている。栃木県茂…

  6. 世界で一番苦い抹茶ジェラート

    ここまで抹茶が入ったジェラートは世界中どこにもない。丸七製茶が運営する静岡抹茶スイーツファクトリ…

  7. インバウンド観光の受容性を調査する。

    日本政府観光局の推計によると、2017年7月の訪日外国人旅行者は前年同月比16.8%増の268万2千…

  8. なぜ宇都宮市は餃子の街になったのか。

    「餃子でまちおこし」には根拠があった。餃子の本場である中国北東部に駐屯していた陸軍第14師団の本…

PAGE TOP