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海外メディアの評価を最大限に活用する

お墨付きを使って二次効果、三次効果を生み出す。

あしかがフラワーパーク(栃木県足利市)は、栃木県内では知られた花の名所だった。藤の季節とライトアップが行われる10月から2月には交通渋滞が地域の問題となり、2018年4月には戦と隣接する場所にJR東日本の新駅が開設された。今、2つの理由で、あしかがフラワーパークには、栃木県外からも多くの来場者が集まっている。

一つ目はCNN。樹齢140年を超える大藤が、ジェームズ・キャメロン監督の映画「アバター」の「魂の木」のようだと、CNNが選ぶ「世界の夢の旅行先10カ所(2014)」に採用されたのだ。日本国内で選ばれたのはあしかがフラワーパークだけ。そのおかげで、2014年に1万人ほどだった外国人入園者が15年に約6万人と激増した。

二つ目は「本物の出会い 栃木」デスティネーションキャンペーンのメインビジュアルに採用されたことだ。CNNから火が付いた美しいビジュアルの人気を活かし、春の栃木県観光全体のイメージビジュアルに採用。これにより、栃木県内では知られた花の名所は、一躍、首都圏在住者が訪問してみたい花の名所となった。

観光地選びにはお墨付きが重要だ。信頼性の高い海外メディアであるCNNが選んだというお墨付きが、二次効果、三次効果を生んでいる。これは、CNNが選ぶ「世界の夢の旅行先10カ所(2014)」に採用されたこと、パンフレット、ポスター、動画等に積極的に掲載し、PR活動を展開してきたことによる成果だ。使えるお墨付きは、躊躇することなく最大限に活用することが大切だ。

都市農村交流課 プロデューサー 石井和裕

開花したばかりの大藤

まるでアバターの「魂の木」と評された大藤

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