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地域産品の力を見極める高級飲食店のシェフならでは立ち位置

食イベントでの試食アンケートでは把握できない事とは?

「良いモノなのに、なぜ売れない」「ブランド力が、どうしても向上しない」といった産地の声が、よく耳に入る。地域産品の力を地元で客観的に測ることは大変難しい。では、どうすればよいのか。地元の想いや先入観を忘れ、客観的な立場の人からの評価を受けることが最も良い方法だ。代表的な方法としてはイベント会場での試食アンケート調査がある。

とはいえ、誰が、どのような場所で、どのような視点で評価するかによって、調査の結果は大きく異なってくる。特に、少量多品種を出来る限り高い価格で販売した地域産品の場合は、その傾向が顕著に表れる。安価な食品を口にしている消費者の視点では、適切な答えを得ることは難しい。そこで行われるのが、客単価8,000円以上の飲食店のシェフを対象に調査をする方法だ。

ホンモノを知る目利きの視点からの評価は、地元だけでは考えられない新しい気付きを与えてくれるのだ。

都市農村交流課 プロデューサー 石井和裕

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パッソ・ア・パッソ・有馬邦明シェフの盛付け

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