menu

「富士山が見える」よりも強い地域のDNA

なぜ「富士山が見える」は強みにならないのか?

地域の特徴や強みを何にすえれば移住に相当する魅力的な地域に見えるか?ワークショップ等のディスカッションを通じて、各地で語られてきたテーマだ。よく、ありがちなのが「富士山が見える」という意見。ところが、首都圏だけでも「富士山が見える」という地域は沢山ある。例えば、神奈川県二宮町。美しい富士山が見える。相模湾に面していて小田原市の手前。そんな説明をすると、目立たない小さな町に思える。しかし、伝える切り口を変えると、魅力的に感じてくる。

「5.15事件の凶弾に倒れた犬養毅首相や三越の創始者日比翁助氏の別荘もあった元別荘地」「北条政子の安産祈願が行われたといわれる場所」「大和朝廷が神社を立てた場所」「日本武尊伝説の残る場所」。そうした、地域に伝わる歴史や風土を踏まえた視点で街並みを見てみると、過去の延長線上に現在があることがわかる。海を望む見晴らしの良い場所、並ぶ広い敷地の住宅群・・・。景色とは異なり、二宮町にしかない地域の歴史の重みが見えてくる。

地域に伝わる歴史や風土(地域のDNA)を地域住民が共有すると、地域に住まう誇りが生まれる。誇りは地域アイデンティティを生み出し地域ブランドの根源になるのだ。

都市農村交流課 プロデューサー 石井和裕

P7300247

別荘地を想起する二宮町内に並ぶ住宅。

お電話でのお問い合わせ

03-5232-6866

WEBからのお問い合わせ

お問い合わせフォームへ

関連記事

  1. 移住定住の情報発信にママイベント

    重要なターゲット層である子育てファミリーとの接点をどのように創るのか?自治体が移住定住促進を考え…

  2. 民間の力で浸透する流山市の地域ブランド・アイデンティティ

    流山市は、なぜ「買って住みたい街」ランキング6位にまで躍進したのか?行政による地域ブランド開発で…

  3. 交通媒体で伝える

    交通媒体はエリアでターゲットをセグメントできる。地域ブランドの理解浸透を深めていこうとする場合は…

  4. アンテナショップよりも効率的な首都圏戦略がある

    なぜアンテナショップではだめなのか?鹿児島県長島町は人口10,921人(平成28年1月1日現在)…

  5. 移住相談会ブースで何を最初に伝えるのか

    「一言でできる市町村の自己紹介」はできているか?移住イベントへの参加者は2種類に分かれると考えて…

  6. 交通事業者と共に伝える

    現地で実感してもらえるように人を送り込める交通広告テレビ、新聞、雑誌、ラジオといった従来型のメデ…

  7. DMO成功のカギは地域アイデンティティづくり

    何で地域の合意を形成していくのか?集客力を高めるDMO(Destination Marketin…

  8. 技術が日本を代表する地域ブランドを支える

    宇治が日本を代表するお茶のブランドになったのは髙い技術から。近畿農政局が「食と農」に関わる体験型…

PAGE TOP