重要なターゲット層である子育てファミリーとの接点をどのように創るのか?
自治体が移住定住促進を考える場合に、主なターゲットとなるのはシニア(リタイア)世帯と子育て世帯。そのうち子育て世帯が移住定住促進のターゲットとなる理由は「転校などの手間やリスクを考えると転居はお子様が未就学の間に行いたい」という子育てママの心理が大きく作用しているからだ。自治体も、その点について既に気づいているケースが多いが、いざ具体的なアクションとなると、なかなか子育てママとコンタクトをとることが出来ないのが現状だ。
そこで、これから注目を集めそうなのがママイベント。未就学児のママが集まる大規模な「参加体験型子育て応援イベント」だ。これまで、これらのイベントには郊外のマンションデベロッパーの多くが移住提案で出展。来場される子育てママからの関心は高くアンケート用紙の回収などの成果を挙げてきた。同様の考え方で、今後は、自治体の出展が増えるのではないか。
セグメントしたターゲットへのリーチが重要だ。
都市農村交流課 プロデューサー 石井和裕