menu

「新之助」は何を「約束」するブランドなのか。

デザインだけではブランドは作れない。

「コシヒカリと双璧をなすプレミアム米として育てたい」としてデビューした新潟県の新ブランド米「新之助」が好調だ。鮮やかで品質を感じるブランドデザインも注目を集めている。しかし、デザインはブランドを表現する手段であって、ブランドそのものを作る要素ではない。その点について、誤解している人が多い。

新潟県の稲の作付けはコシヒカリが約7割と一極集中していた。しかし、コシヒカリは暑さに弱く、地球温暖化が進む将来に、おいしいコシヒカリを供給し続けることができるかどうかに不安が生じていた。そこで開発されたのが「新之助」。コシヒカリより収穫時期が遅い晩生の品種。暑さを避けて安定した品質で出荷しやすい特徴がある。ブランドとは「約束」。「新之助」は酷暑の年でも、安定した品質でおいしい米を食卓に届けること安心・安全を「約束」しているブランドだ。

新潟県農林水産部農業総務課によると「新之助」はブランドを生み出し維持するために、厳しい品質管理を行っている。生産者は「新之助研究会」に入り、一定の栽培指針に従って作ることを求められる。水準に満たないものは「新之助」を名乗ることは許されないルールになっている。また、生産工程管理方法についても厳格なルールを守らなければならない。

ブランドデザインは「約束」を目に見えるように表現している。

都市農村交流課 プロデューサー 石井和裕

「新之助」のパッケージ

お電話でのお問い合わせ

03-5232-6866

WEBからのお問い合わせ

お問い合わせフォームへ

関連記事

  1. 店頭を新たな産品ブランドで埋める方法

    「とちおとめ」から「スカイベリー」へ。地域産品ブランドと土産物菓子のタイアップは、地域産品ブラン…

  2. 地域アイデンティティを視認するアイコンを史跡から

    「足たび 学び舎のまち足利」を伝える漢字2文字栃木県足利市は、室町幕府を開いた足利氏発祥の地。八…

  3. なぜ宇都宮市は餃子の街になったのか。

    「餃子でまちおこし」には根拠があった。餃子の本場である中国北東部に駐屯していた陸軍第14師団の本…

  4. 保存食の新たな使い方を下町の旧製本所で提供

    瓶詰、缶詰、保存食のセレクトショップを清澄白河に開業。「佐渡保存」ブランドで佐渡島の素材を使った…

  5. DMOの視察ならばココといわれる場所

    見るべきところは「稼ぐ力」全国各地で(Destination Management Organi…

  6. ゆるキャラ集合で広域連携を伝える。

    ゆるキャラ大集合イベントが興味を喚起する。自治体単独ではなく、複数の自治体が合同で地域ブランドの…

  7. 都心で食情報を発信する

    飲食店は情報発信の起点となる。地域の食の魅力(地域ブランド)を、どのような方法で消費地である東京…

  8. 「生活文化に裏打ちされた海の食」からの観光戦略

    長い歴史を持つ漁港が育てた観光資源で差別化千葉県勝浦市は千葉の房総半島に位置している。房総半島は…

PAGE TOP