menu

品質・風味の低下を防ぐ

ルールで守る必要性が生じた下仁田ネギの味

ブランドとは、言い換えれば「約束」。消費者の立場では、最も重要な「約束」は味。美味しいかどうかが、産品ブランドの生命線となる。全国でも名高いネギのブランドに下仁田ネギがある。とろけるような舌触りと味わい、特有の風味と甘みが人気だ。下仁田町の特徴ある土壌と気候が、この味を生み出している。

しかし、近年では他地域での栽培の増加や交雑により、品質・風味の低下がおきているという声が上がっていた。そこで、「本物を守り受け継ごう」と町内馬山地域のネギ農家による「下仁田町・下仁田葱の会」が結成され、栽培に当たり守るべき事項を定めた。「下仁田生まれの下仁田育ちの下仁田ネギ」を認定することとしたのだ。

・下仁田町内で栽培された下仁田ネギであること
・品種の統一を図ること
・品質の統一を図ること
・規格の統一を図ること
・箱の統一を図ること
・価格の統一を図ること
・夏の植え替えをすること

下仁田ネギは緑の箱で出荷される。緑の箱の使用は毎年12月1日以後とし、全ての会員が住所を記載する。ブランドを守るためにはルール作りが重要だ。

都市農村交流課 プロデューサー 石井和裕

太さが特徴の下仁田ネギ

下仁田ネギの畑

 

お電話でのお問い合わせ

03-5232-6866

WEBからのお問い合わせ

お問い合わせフォームへ

関連記事

  1. 駅前のコンビニ空き店舗にみんなの店を作る

    地域産品やオリジナルメニューが地域住民を繋ぐ。JR黒田原駅前に、いかにもコンビニエンスストアであ…

  2. フォトジェニックな女子旅のまち

    犬山に行けば「必ずカワイイ写真を撮影できる」ブランドを確立した城下町。3年前までは「猫も歩かない…

  3. 地域イベントで地元にブランドを浸透させる。

    地域の食イベントが地元のファンを創る。全国各地でマルシェや産直販売イベント、もしくは、イベント会…

  4. 地域ブランドをどのようにして感じてもらうか

    ブランド認定シールだけが伝える方法ではない。値域ブランドを伝える方法は沢山ある。地域産品に認…

  5. 交通事業者と共に伝える

    現地で実感してもらえるように人を送り込める交通広告テレビ、新聞、雑誌、ラジオといった従来型のメデ…

  6. 地域を表現する新しい酒造り

    花の酵母で新商品を開発するという挑戦神奈川県開成町にある瀬戸酒造店は、慶応元年(1865年)に創…

  7. なぜ宇都宮市は餃子の街になったのか。

    「餃子でまちおこし」には根拠があった。餃子の本場である中国北東部に駐屯していた陸軍第14師団の本…

  8. Jリーグクラブが話題作りの起点となる。

    松本市と松本商工会議所が「信州・松本の物産と観光展」を開催している。信州・松本の豊かな自然と歴史の中…

PAGE TOP