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食で伝える二宮尊徳翁の教え

偉人の教えを物語で説明するよりも、食で説明するカフェメニュー

二宮尊徳が活躍した江戸時代末期は人口減少が起きていた低成長の時代で、現代と通ずる。そして、二宮尊徳は、日本全国で地域再生に尽力した人物なのだが、幼少期の銅像のイメージが先行してしまい、なかなか偉業が知られていない。二宮尊徳は、まずはその地域を徹底的に調査し、原因や状況を探り、課題を抽出し、具体的な課題解決策を講じる、現代でいえば地域活性コンサルタントのような仕事をしていた。

神奈川県小田原市にある小田原城の敷地内にある報徳二宮神社は御祭神として二宮尊徳(二宮金次郎)を祀っている。広く二宮尊徳の偉業や地域再生の考え方を知らしめたいが、多くの人に興味喚起するのは難しい。そこで、考えられたのが新設した「きんじろうカフェ」を通して二宮尊徳の偉業や地域再生の考え方を知らせる方法だ。

「きんじろうカフェ」の食メニューは「呉汁」。「呉汁」はは大豆をすりつぶした汁物。二宮尊徳が66才当時の記録をもとに再現したメニューとなっている。質素ながら栄養価に配慮し、また女性の重たい家事負担を軽減する工夫もされている。このようなメニューが、なぜ好まれたのか、また二宮尊徳がどのようにして地域再生をしていったのかは、お盆に乗せて配布されるリーフレットで学べる。

報徳二宮神社が伝えたい二宮尊徳の偉業や地域再生の考え方と来訪者との接点になっている。

都市農村交流課 プロデューサー 石井和裕

きんじろうカフェの「呉汁」

報徳二宮神社

二宮尊徳像

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