menu

ご当地メニューに必要なストーリーと地産地消

大宮ナポリタン」は鉄道のまちの地産地消メニュー

全国各地で新たなご当地メニューの開発が盛んに行われている。しかし、その地に、そのメニューが存在する必然性が弱いメニューは、短時間で定着することなく消滅していっている。巨大駅、鉄道博物館のある大宮では、飲食店32店舗(2016年4月現在)が「大宮ナポリタン」を提供している。

ご当地メニューの必然性には2つの要素がある。まずはストーリー。「大宮ナポリタン」の場合は、大宮駅、日本鉄道大宮工場(現・大宮総合車両センター・大宮車両所)の鉄道員や工場マンがよく食べていた戦後の人気メニューが「ナポリタン」であったということ。次に地産地消。「大宮ナポリタン」の条件は、旧大宮市内に店舗があり、具材に埼玉県産野菜を1種類以上使うこと。例えば、小松菜を使用するメニュー等がこれにあたる。

2つの要素のいずれかが欠けても、ご当地メニューは定着しない。新たなご当地メニューの開発を目指す地域はストーリーと地産地消、この両方を押さえることが必要だ。

都市農村交流課 プロデューサー 石井和裕

大宮ナポリタン(ウィカフェ エキュート大宮店)

お電話でのお問い合わせ

03-5232-6866

WEBからのお問い合わせ

お問い合わせフォームへ

関連記事

  1. 世界で一番苦い抹茶ジェラート

    ここまで抹茶が入ったジェラートは世界中どこにもない。丸七製茶が運営する静岡抹茶スイーツファクトリ…

  2. 農家のブランドを示す商品

    象徴的な1つの商品で表現する。「自然野菜のら」は千葉県我孫子市の畑で土作りにこだわり、農薬・化学…

  3. 現代のニーズへの対応を加えて賑わい続ける市場に

    個人旅行客への対応で伝統の小売スタイルを維持京都は優れた食文化の歴史を持っている。京都市民からは…

  4. 商店街、商工会と制作会社がつながり生まれたガルパンブーム

    地元が楽しければ外から人がやってくる。「ガールズ&パンツァー」通称ガルパンは、戦車に乗った女子高…

  5. 三陸と房総に見る競争的共存による地域ブランド強化

    消費者はブランドを市町村単位で考えるのか?旅行会社へのヒヤリングをすると岩手県三陸地方と千葉県房…

  6. 地域産品開発に欠かせない試食調査

    各地で地域産品の開発が行われている。特に他の地域の産品との差別化に有効で利益を大きくとれる加工食品の…

  7. 肥料が創るブランド

    ブランドの由来は家畜の識別のために「焼印を押す(brand)」ことにあるといわれている。栃木県茂…

  8. 地域産品の力を見極める高級飲食店のシェフならでは立ち位置

    食イベントでの試食アンケートでは把握できない事とは?「良いモノなのに、なぜ売れない」「ブランド力…

PAGE TOP