menu

ホンキで高品質な地域産品ブランド化に挑戦する

認知向上とは異なるブランドづくりとは?

自治体が認証する地域産品ブランドは、大きく2つに分けられる。一つは、その地域で作られた産品だという印を産品に与えるもの。もう一つは、ただその地域で作られただけではなく、一定以上の品質基準を超える産品のクオリティにお墨付きを与えるもの。後者の取組みは、自治体が認証する地域産品ブランドでは圧倒的に少ない。

千葉県野田市は、そのクオリティにお墨付きを与えるブランド認証に取り組んでいる数少ない自治体の一つだ。野田市が旗振り役になって参加する農家を束ね、ヘリコプターによる玄米黒酢の空中散布を行い、 減農薬、有機たい肥による農業を進めている。この玄米黒酢農法による特別栽培米は、千葉県野田市産ブランド米「黒酢米」というブランドで出荷される。

野田市は自然と共生する農業の確立を目指している。また、同時に約90haの湿地帯に飼育施設「コウノトリの里」を建設。コウノトリが生息できる地域づくりを進めている。千葉県野田市産ブランド米「黒酢米」のパッケージにもコウノトリがデザインされている。

お客様がブランドのもつ世界観に感動・共感し、購入する・・・単なる認知向上とは異なる、本物の地域産品ブランドづくりが野田市では行われている。

都市農村交流課 プロデューサー 石井和裕

千葉県野田市産ブランド米「黒酢米」のパッケージ。

お電話でのお問い合わせ

03-5232-6866

WEBからのお問い合わせ

お問い合わせフォームへ

関連記事

  1. 肥料が創るブランド

    ブランドの由来は家畜の識別のために「焼印を押す(brand)」ことにあるといわれている。栃木県茂…

  2. 観光にまで大きな効果を及ぼす新たな地域産品ブランド

    地域産品ブランドが地域活性化に役立つ青森には大小さまざまな酒蔵がある。しかし、今や、青森の酒と言…

  3. 三陸と房総に見る競争的共存による地域ブランド強化

    消費者はブランドを市町村単位で考えるのか?旅行会社へのヒヤリングをすると岩手県三陸地方と千葉県房…

  4. 地域イベントで地元にブランドを浸透させる。

    地域の食イベントが地元のファンを創る。全国各地でマルシェや産直販売イベント、もしくは、イベント会…

  5. 地域産品の強いブランド力を分解する。

    地域資源の「3つの価値」と商品の競合優位性を高める「プロダクトコーン理論」地域産品や地域産品を使…

  6. ゆるキャラ集合で広域連携を伝える。

    ゆるキャラ大集合イベントが興味を喚起する。自治体単独ではなく、複数の自治体が合同で地域ブランドの…

  7. 「トライからミライへ」タグラインが伝えるブランド

    過去の歴史を大切にし、未来へ伝える「高麗の郷ブランド」。天皇陛下が私的旅行で訪問されたことで注目…

  8. 世界で一番苦い抹茶ジェラート

    ここまで抹茶が入ったジェラートは世界中どこにもない。丸七製茶が運営する静岡抹茶スイーツファクトリ…

PAGE TOP