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「トライからミライへ」タグラインが伝えるブランド

過去の歴史を大切にし、未来へ伝える「高麗の郷ブランド」。

天皇陛下が私的旅行で訪問されたことで注目を集めた高麗神社がある埼玉県日高市の日高市商工会は「高麗の郷ブランド」を推進している。日高市は「高麗の郷」といわれる地域がある。7世紀後半、朝鮮半島北部にあった高句麗(高麗)は、唐・新羅連合群との戦いで滅亡。国を追われた高句麗の人々は海を渡り大和(日本)へと逃れる。 それから約50年後の霊亀二年(716年)、東国七ヶ国(現在の関東・東海地方)に点在し、帰化人となった高麗人が武蔵国へ移され、高麗郡(こまごおり)が置かれた。これが、現在の日高市にある「高麗の郷」の始まりだ。高麗人は、この土地に根をおろし先進の文明を伝えてきた。

日高市商工会では、高麗郡建郡1300年を機に、高麗の郷ならではの魅力ある商品や製品、食文化や生活文化等を「トライからミライへ・高麗の郷ブランド」として認証し、高麗の郷のPRや独自性の創出を行っている。注目すべきは、そのタグライン「トライからミライへ」。

日高市商工会では「高麗の郷ブランド」について「今に伝わる古いもの、今のもの、そして未来につながるものを、後世、そして全国に伝えていくといった気持を、この言葉に託している。」と説明し、地域ブランドを未来に伝えていきたい意気込みを示している。未来へ伝えたい、1次産品、加工食品、食文化活動・生活文化活動が「高麗の郷ブランド」の認証を受けている。

都市農村交流課 プロデューサー 石井和裕

高麗神社

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