menu

モニターツアーを円滑に実施する。

参加者を確保するだけではなく、大きな効果を生み出すモニターツアー。

観光地域づくり、特産品ブランド開発、移住促進、等々でモニターツアーを開催することが多い。旅行商品としての完成度が高いコース設計まで出来た場合は旅行会社が旅行商品として実際に販売してモニターツアーを催行することもあるが、多くの事業では、そこまでには至らない。事業の途中検証としてのモニターツアーを実施する場合は、無料でも集客に苦戦することが多い。また、どこからモニターツアーの集客をすればよいのかわからないという担当者も多い。

関東地方のある自治体は、地域産品ブランドを特徴とした観光コンテンツを開発。モデルツアーを開催する際に、ターゲットである子育て世帯に絞ったモニターツアー参加者募集を行った。子育てママのネットコミュニティサイト「ママノワ」で募集告知を実施。未就学児のいらっしゃるママを対象にモニターツアーを実施したのだ。募集定員に対して約20倍の応募があり大反響。実施後も、参加されたママがブログやSNSに書き込みを行ったために反響が広がった。

子育てママのネットコミュニティで募集告知を実施するメリットは「参加者が集まる」「募集告知記事自体がブランドプロモーションにつながる」「実施後に話題が広がる」といった点にある。特に、子育て世帯は、同じ子育て世帯の経験を購買等の決断に役立てるため、ネット上に掲載される記事、モニタツアー開催に実施するアンケート結果は、とても有益なコンテンツとなる。参加者を確保するだけではなく、大きな効果を生み出すのだ。

都市農村交流課 プロデューサー 石井和裕

お電話でのお問い合わせ

03-5232-6866

WEBからのお問い合わせ

お問い合わせフォームへ

関連記事

  1. 機能的なブランドデザイン開発

    コンセプトを見せるカタチにするのでブランドデザインブランドの由来は家畜の識別のために「焼印を押す…

  2. 鬼伝説が裏付ける地域の先進性。

    京都府北部、「海の京都」の一角に位置する大江山連峰は、ブナ林が原生林として残るハイキングにも最適の地…

  3. 神社仏閣が地域の魅力を育てる

    地域のコミュニティとして寺が機能する役割とは?静岡県袋井市には徳川家康にゆかりのある寺がある。市…

  4. ゆるキャラによる地域ブランド発信のありかた

    くまモンのブレイクには理由があった。全国各地で自治体や団体によるキャラクター(ゆるキャラ)が誕生…

  5. インスタ映えを活用する。

    人は見た目から興味を持つ。インスタ映えとは、写真共有SNSであるInstgram(インスタグラム…

  6. ホンキで高品質な地域産品ブランド化に挑戦する

    認知向上とは異なるブランドづくりとは?自治体が認証する地域産品ブランドは、大きく2つに分けられる…

  7. 地域産品ブランドの力は数値化できる。

    地域産品ブランドの育成のPDCAサイクルを回すために地域産品ブランドのブランド力が強化されたかど…

  8. ブランドプロモーションの必然とは

    どこからコアなファンを育成するか。ブランドを大きく育てるためには、まず第一段階として、熱烈にブラ…

PAGE TOP