menu

神社仏閣が地域の魅力を育てる

地域のコミュニティとして寺が機能する役割とは?

静岡県袋井市には徳川家康にゆかりのある寺がある。市内5つの寺を巡る修行の旅を「三日坊さんの旅」と名付け袋井市観光協会がツアーを催行している。遠州三山法多山、可睡斎、油山寺を始めとして、観福寺・西楽寺など五ケ寺の古刹名刹を巡り僧侶の体験をする宗派を超えたツアーとなっている。「三日坊さんの旅」に限らず質の高い精進料理や滝行、さらには神社仏閣の敷地内のカフェは女性に人気が高い。意外なことに、これらを訪れる層には30歳代女性を多く含んでいる。

閉塞感のある時代に入り、これまで以上に神社仏閣を地域資源として活用していこうという動きが活発化している。また、積極的に地域活動に取り組む神社仏閣も出現している。青森県むつ市にある曹洞宗円祥山大安寺は、その一つ。副住職の長岡俊成さんは有志の町おこしグループ「イカす大畑カダル団」の代表でもある。2017年にはグランピングイベント「Yagen Grand Snow2017」も開催している。

寺にカフェがあり僧侶がグランピングを企画する時代だ。

都市農村交流課 プロデューサー 石井和裕

女性に人気が高い可睡斎の精進料理。

お電話でのお問い合わせ

03-5232-6866

WEBからのお問い合わせ

お問い合わせフォームへ

関連記事

  1. 地域の力を維持するための景観と建物の保全

    地域の歴史を守り伝える風光明媚な景観兵庫県神戸市垂水区の舞子エリアは長い歴史のある景勝地。明石海…

  2. 「富士山が見える」よりも強い地域のDNA

    なぜ「富士山が見える」は強みにならないのか?地域の特徴や強みを何にすえれば移住に相当する魅力的な…

  3. 桜まつりにオンリーワンの独自価値を

    和船の本格的な運行が桜まつりを変えた深川桜まつりが全国各地で無数に開催されている。多くは観光協会…

  4. 「生活文化に裏打ちされた海の食」からの観光戦略

    長い歴史を持つ漁港が育てた観光資源で差別化千葉県勝浦市は千葉の房総半島に位置している。房総半島は…

  5. 「日本一の自転車の街」になるための方法とは。

    「ジャパンカップ」であることに意味がある。前橋市、尾道市、富山市、等々、自転車の街を呼ばれる地域…

  6. 都心で食情報を発信する

    飲食店は情報発信の起点となる。地域の食の魅力(地域ブランド)を、どのような方法で消費地である東京…

  7. 現代のニーズへの対応を加えて賑わい続ける市場に

    個人旅行客への対応で伝統の小売スタイルを維持京都は優れた食文化の歴史を持っている。京都市民からは…

  8. 地域イベントで地元にブランドを浸透させる。

    地域の食イベントが地元のファンを創る。全国各地でマルシェや産直販売イベント、もしくは、イベント会…

PAGE TOP