menu

地域ブランドをどのようにして感じてもらうか

ブランド認定シールだけが伝える方法ではない。

値域ブランドを伝える方法は沢山ある。地域産品に認定シールを貼ることは、最もオーソドックスな方法といえる。産品そのものや売り場で伝える以外にも、日常生活のシーンの中で伝える方法がある。静岡県島田市は緑茶の産地。しかし、緑茶自体は「静岡茶」として認知されており。島田市産がブランディングされることが難しかった。

島田市ではシティプロモーションの一環として「島田市緑茶化計画/SHIMADA GREEN Ci-TEA JAPAN」をスタートした。ロゴマークを定めたり、コンセプト商品を開発したり、ショップをオープンするだけではなく、あらゆるシーンで地域住民にも地域ブランドの認知と理解を推進する施策を投入している。たとえば、市役所庁内で、市内各地域のお茶を飲めるサービス、シンボルとして緑の郵便ポストを設置すること等。毎日の生活の中で地域ブランドを感じるシーンが繰り返されることで、地域にブランドは浸透し、推進する人材が育っていく。

都市農村交流課 プロデューサー 石井和裕

市役所に設置されている給茶機

島田市緑茶化計画のロゴマーク等ビジュアル展開

緑の郵便ポスト

お電話でのお問い合わせ

03-5232-6866

WEBからのお問い合わせ

お問い合わせフォームへ

関連記事

  1. ご当地メニューに必要なストーリーと地産地消

    「大宮ナポリタン」は鉄道のまちの地産地消メニュー全国各地で新たなご当地メニューの開発が盛んに行わ…

  2. 「自分のまちは自分たちがつくる」という市民の約束

    鯖江市民主役条例が創る地域ブランド鯖江市は眼鏡産業が盛んで100年以上の歴史を積重ねてきた。眼鏡…

  3. DMO成功のカギは地域アイデンティティづくり

    何で地域の合意を形成していくのか?集客力を高めるDMO(Destination Marketin…

  4. 民間の力で浸透する流山市の地域ブランド・アイデンティティ

    流山市は、なぜ「買って住みたい街」ランキング6位にまで躍進したのか?行政による地域ブランド開発で…

  5. チャレンジショップで女子集客の町に。

    駅前に「小さな町の生業づくり」福岡県吉富町は人口7,000人の小さな町。商店がなかった駅前にコン…

  6. ブランドを伝えるタイアップ手法

    信頼を何で伝えるのかが重要。地域ブランドの信頼性を「どのように伝えるか」、地域ブランドに「どのよ…

  7. シンボルを広場に設置する。

    商業施設と公園の官民連携が「七重の塔」を誕生させた。神奈川県海老名市は東京から50km(小田急線…

  8. スムーズに地域産品ブランド商品を拡大する方法

    定着した地域産品ブランドは、地域に安定した収益をもたらすが、長期的に見ると停滞し、次第に縮小していく…

PAGE TOP