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ブランドプロモーションの必然とは

どこからコアなファンを育成するか。

ブランドを大きく育てるためには、まず第一段階として、熱烈にブランドを愛好する「熱狂的なファン」を育成する必要がある。「熱狂的なファン」は、気に入った商品を購入し続けてくれると同時に推奨もしてくれる。そして、もし、ブランドや商品がピンチになれば救援の手を差し伸べる行動を起こしてくれることさえもある。

スタンフォード大学のエベレット・M・ロジャースによって提唱された、新商品や新サービスの市場浸透に関する理論「イノベーター理論」では、イノベーター(Innovators:革新者、革新的採用者)はマーケット全体の2.5%といわれている。どのように、このイノベーターとブランドの接点を生み出すかについて適切な方法を採らなければならない。

名湯として知られる秋保温泉郷のある仙台市秋保は公益財団法人仙台観光国際協会の後援を受けて、東京都江東区の深川東京モダン館でイベントを開催。「秋保ワイナリー」の試飲、仙台箪笥、工芸品の展示販売、箸の漆塗りなどのワークショップ等を行った。江東区の深川地区で、このイベントを開催した理由は、江戸時代に、この地域に仙台藩の蔵屋敷があったため。深川東京モダン館の近くには仙台堀川という河川が、その名残を示しており、この地域の住民は仙台への親しみをもっており「熱狂的なファン」を育成しやすいのではないかと考えたからだ。

ファン育成には、様々な方法があるが、量、質、その他のプランに必然が求められる。

都市農村交流課 プロデューサー 石井和裕

秋保ワイナリーの試飲

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