menu

「トライからミライへ」タグラインが伝えるブランド

過去の歴史を大切にし、未来へ伝える「高麗の郷ブランド」。

天皇陛下が私的旅行で訪問されたことで注目を集めた高麗神社がある埼玉県日高市の日高市商工会は「高麗の郷ブランド」を推進している。日高市は「高麗の郷」といわれる地域がある。7世紀後半、朝鮮半島北部にあった高句麗(高麗)は、唐・新羅連合群との戦いで滅亡。国を追われた高句麗の人々は海を渡り大和(日本)へと逃れる。 それから約50年後の霊亀二年(716年)、東国七ヶ国(現在の関東・東海地方)に点在し、帰化人となった高麗人が武蔵国へ移され、高麗郡(こまごおり)が置かれた。これが、現在の日高市にある「高麗の郷」の始まりだ。高麗人は、この土地に根をおろし先進の文明を伝えてきた。

日高市商工会では、高麗郡建郡1300年を機に、高麗の郷ならではの魅力ある商品や製品、食文化や生活文化等を「トライからミライへ・高麗の郷ブランド」として認証し、高麗の郷のPRや独自性の創出を行っている。注目すべきは、そのタグライン「トライからミライへ」。

日高市商工会では「高麗の郷ブランド」について「今に伝わる古いもの、今のもの、そして未来につながるものを、後世、そして全国に伝えていくといった気持を、この言葉に託している。」と説明し、地域ブランドを未来に伝えていきたい意気込みを示している。未来へ伝えたい、1次産品、加工食品、食文化活動・生活文化活動が「高麗の郷ブランド」の認証を受けている。

都市農村交流課 プロデューサー 石井和裕

高麗神社

お電話でのお問い合わせ

03-5232-6866

WEBからのお問い合わせ

お問い合わせフォームへ

関連記事

  1. 水と城の街を印象付ける銘菓の売場づくり

    カラフルな売り場が地域の地域の歴史・風土を今に伝える。大垣市は慶長5年(1600年)の関ケ原の戦…

  2. 地域ブランドを訴求する動画づくりは強みの明確化が重要

    表現手段の検討の前に行うこととは?各地で地域ブランドを訴求するための動画コンテンツが盛んに制作さ…

  3. 京都市のイベントがクリスマスや桜の季節に行われない訳

    リピーターを増やす観光イベントの在り方。日本最大の観光都市である京都市では、様々な観光イベントが…

  4. 酒蔵は地域と世界を結ぶ

    ソムリエが日本酒で地域をPRする動きも日本政府が日本酒、焼酎、泡盛の輸出促進に向けた新たな指針を…

  5. ブランドを伝えるタイアップ手法

    信頼を何で伝えるのかが重要。地域ブランドの信頼性を「どのように伝えるか」、地域ブランドに「どのよ…

  6. インバウンド観光の受容性を調査する。

    日本政府観光局の推計によると、2017年7月の訪日外国人旅行者は前年同月比16.8%増の268万2千…

  7. モニターツアーを円滑に実施する。

    参加者を確保するだけではなく、大きな効果を生み出すモニターツアー。観光地域づくり、特産品ブランド…

  8. 眠っていた「神の箱庭」を発掘する

    海水浴とカニの地域が実はパワースポットだった。京都市内から車で2時間30分。日本海に面したエリア…

PAGE TOP