リピーターを増やす観光イベントの在り方。
日本最大の観光都市である京都市では、様々な観光イベントが開催されている。しかし、その開催日の多くは、クリスマスや桜の季節を外している。たとえば、秋から冬にかけての特別拝観やライトアップを行う寺院の多くは、開催日が10月下旬から12月8日(2016年)となっている。なぜだろう。市内の混雑を避けるだめだ。京都市内の観光イベントは原則として閑散期の集客を増やすことを目的に行われる。そして、クリスマスや桜の季節に過剰な混雑を起こさないように配慮されている。
観光客は増やしたい。しかし、適切な環境で観光を楽しいでほしい。その配慮が、地域の魅力を拡大しリピーターを増やすことに繋がる。
都市農村交流課 プロデューサー 石井和裕

京都花灯路